従来の酵母エキスと言えば、パン酵母やビール酵母が一般的で、臭気が独特であったり、色が黒かったりして、化粧品素材としては、使用しにくい面がありました。ワイン酵母エキスは色や香りも穏やかで、配合しやすいエキスと言えます。ワインは、中世ヨーロッパでは、「洗顔や入浴」に使われ、19世紀のイギリスでは、「ローション」にも使われていたなど、古くから皮膚や肌をつややかにすると言われその美容効果も高いと言われていましたが、実際には、ワインを生産する酵母の中に、肌に良い成分が豊富に含まれていたのです。
- ポリフェノール *
- レスベラトロール
- アミノ酸(17種)
- アルギニン、リジン、ヒスチジン、フェニルアラニン、チロシン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン※ 、バリン、アラニン、グリシン、プロリン、グルタミン酸、セリン、スレオニン、アスパラギン酸、トリプトファン
- トリペプチド
- グルタチオン
- ビタミン(3種) *
- ビタミンB1(チアミン)、ビタミンB2(リボフラビン)、ビタミンB3(ナイアシン)
- 脂肪酸(14種)
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カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ペプタデカン酸、ステアリン酸、オレイン酸、アラキジン酸、エイコサトリエン酸、ベヘン酸、ドコセン酸、リグノセリン酸
※白ワイン酵母エキスには含まれていません。
● パッチテスト済み
※すべての方に皮膚刺激が起きないということではありません。
● 光毒性試験:陰性
上図は、水溶性赤ワイン酵母抽出液(FAOⅢ)の配合濃度におけるマウス線維芽細胞の細胞増殖率を示しています。水溶性赤ワイン酵母抽出液(FAOⅢ)を配合することにより、未配合のものに比べ細胞増殖率の向上が認められました。この結果により、培養細胞系での細胞増殖促進作用によってターンオーバーを促し、肌を生き生きとさせます。
上図は、水溶性赤ワイン酵母抽出液(FAOⅢ)のB16メラノーマ細胞におけるメラニン生成抑制を示しています。水溶性赤ワイン酵母抽出液(FAOⅢ)を配合することにより、メラニン生成量の減少が認められました。また、配合濃度を高めることによって、メラニン生成抑制作用が高くなる傾向が認められました。この結果により、紫外線によるメラニン生成を抑制し、美白肌に導きます。
上図は、保湿力の経時変化を示しています。ワイン酵母抽出液は、一般的な保湿成分として配合されている原料よりも優れた保湿力を持ち接続的に保ちます。天然保湿成分としてエモリエント性に優れています。